神林長平「七胴落とし」

七胴落とし (ハヤカワ文庫 JA 167)

七胴落とし (ハヤカワ文庫 JA 167)

大人を憎み、大人になってしまうことに不安を抱えた思春期の少年の心情を、SF的小道具を使って書いている作品。主人公の三日月に対しての感情に、同情か拒絶か、それとも感情移入かで感想が大きく違ってくるだろうなぁ。19の頃の自分に読ませたらどんな感想を抱くだろう。